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コラム【車いすでお出かけを快適にするポイント】

車いすは座ったまま移動ができるので、とっても便利ですよね。

お出かけの時は、普段の生活よりも長い時間車いすに乗ることになります。どんなに便利な車いすでも、ずっと座っていると疲れたり、腰や足が痛くなったりと、いろんな問題が出てくるのです。

ですが、ちょっとしたいくつかのポイントをクリアすることで、快適にお過ごしいただけるようになります。

そのいくつかのポイントをご紹介いたします。

 

①クッションを敷く

普通型車いすといわれる一般の車いすの座面は、ただの布です。そして車いすに乗る方の多くはお尻のお肉が痩せており、座骨と呼ばれる座ったときに床面に当たる骨が座面に擦れて痛くなるのです。だから、車いすに座るときに背中を丸めてしまいます。そうすると、今度は腰に負担がかかって腰や背中が痛くなります。

座るところに座布団やクッションを敷く。それだけでだいぶ快適になります。

 

②足の高さを合わせる

足を置くところ、フットレストというのですが、そこの高さは調節できるんです。高すぎても、低すぎても、体に負担がかかってきます。理想は座った状態で(1)体の胴体と太ももの角度が直角(2)太ももが座面と並行(3)膝の角度が直角 となること。

フットレストはワンタッチで高さが変えられるものから、レンチが必要なものまで様々です。調節方法やどのくらいの高さがいいか迷われた方は、ぜひお近くのリハビリ職までお気軽にご相談くださいね。

 

③除圧をする

ずっと座りっぱなしだと血の巡りも悪くなって、足のだるさやむくみにつながります。私たちはこれに一番気を配るといっても過言ではないのですが、「エコノミー症候群」の予防です。足の静脈の血栓が肺に詰まって起こる、病気です。血管がもろくなっていたり、水分をあまりとられない方は特に要注意。

私たちが付き添うときは、介助で体を浮かせて、「座り直し」を適宜行っています。

そして、もし可能であれば、お食事や休憩の時は椅子やソファに座りなおすことも、非常に効果的です。

またちょっとした時間を活用して体の運動をするのもいいですね。膝の曲げ伸ばし、足首の曲げ伸ばし。ご自分で難しい方はぜひ介助者と一緒に。

楽しいお出かけとなるよう、リスクにも目を向け徹底的に予防していきましょう(#^^#)

 

④空気圧の調整

お出かけ先がお寺など砂利が多ければ、タイヤの空気圧は少し低めに。(高いと振動が大きいため)

ご自身で駆動する機会が多ければ、少し高めに。(低いと駆動が重たくなるため)

空気圧をTPOによって調整するのも、快適に過ごしていただくためのポイントです。

 

弊社ではこちらの普通型車いすでしたらレンタル無料です。

お出かけの前にご自宅のクッションや座布団を合わせてみて、利用者様のお体に合わせて車椅子を調整した状態でしゅっぱーつ♬いたします。